クリスマスコンサート〜キャロルでつづる降誕物語(カフコンス第45回)
2007-12-16


*曲目

「この日キリストは生まれたまえり」
Hodie Christus natus est
(テノール・バリトン)

「ガブリエルのお告げ」
Gabriel's message
(ソプラノ・テノール・バリトン)

「アヴェ・マリア」
Ave maria
(ソプラノ・テノール・バリトン)

「羊飼いたち〓甘き喜びのうちに」
Die Hirten ~ In dulci jubilo
(ピアノ)

「いと高き天より」
Vom Himmel hoch da komm ich her
(ソプラノ・ピアノ)

「幼子イエス」
Gesu Bambino
(テノール・ソプラノ・ピアノ)

「信仰あつき人々よ〓三人の聖王の行進のように」
Adeste fideles ~ gleichsam als Marsch der heiligen drei Konige
(バリトン・ピアノ)

「おお聖なる夜」
O heilige Nacht!
(ソプラノ・テノール・バリトン)

「山上のマリア」
Auf dem Berge, da wehet der Wind
(ソプラノ・バリトン・ピアノ)

「いばらの道を行くマリア」
Maria durch ein' Dornwald ging
(ソプラノ・ピアノ)

「やさしきキリスト」
Dulcis Christe
(ソプラノ・テノール・バリトン・ピアノ)

(レーガー編曲「聖しこの夜」)


*出演

柳沢亜紀(ソプラノ)
兎束康雄(テノール)
藪内俊弥(バリトン)
川北祥子(ピアノ)


*歌詞大意/当日のおはなし

『この日キリストは生まれたまえり』
(グレゴリオ聖歌)

この日 キリストは生まれたまえり
この日 救い主は生まれたまえり
この日 天使らは歓呼し 心正しき人は誉め讃える
天の神に栄光あれ

 今日は、キャロルを中心としたクリスマスにちなむ曲を、降誕物語に沿ってご紹介します。最初に、中世から伝わるグレゴリオ聖歌を演奏しました。
 イエスキリストの降誕物語は、聖書のルカ福音書と、マタイ福音書にしるされています。それによりますと、ナザレの町に住むマリアのもとに、ある日、天使ガブリエルが現れて、「あなたは神の子をみごもります」と告げたのだそうです。これが受胎告知と呼ばれるものです。
 では、受胎告知の場面を描いたキャロル「ガブリエルのお告げ」と、受胎告知を受けたマリアを讃える祈りの歌「アヴェマリア」をお聴き下さい。

『ガブリエルのお告げ』
(バスク地方のキャロル)

天使ガブリエルが天から来て告げた
その羽は雪のよう その眼差しは炎のよう
「おめでとう 乙女マリア」
選ばれたお方 グロリア!

「あなたは祝福された母として
 いつの世にも賛美されるでしょう
 あなたの息子はインマヌエルとなるでしょう」
選ばれたお方 グロリア!

マリアはしずしずと頭を下げて答えた
「私は神の御心のままに
 私の魂は神の聖なる御名を賛美します」
選ばれたお方 グロリア!

マリアから インマヌエル=キリストは生まれた
ベツレヘムで クリスマスの朝に全ては起こった
世界中の人々は讃え続ける
「選ばれたお方 グロリア!」

『アヴェ・マリア』
(作者不詳・伝承曲)

アヴェ・マリア 神の恵みに満ち
主はあなたとともにおられる
神のこの上ない恩寵に恵まれ
尊き御子イエスをみごもった
アヴェ・マリア

 イエスキリストが生まれる日、マリアとその夫ヨゼフはベツレヘムの町へ出かけていました。しかし、どこの宿も込み合っていて泊まれません。そして、やっと見つかった馬小屋に泊まって、子供を産むことになりました。
 その頃、野原で羊の番をしている羊飼いたちの前に、天使が現れました。そして「救い主がお生まれになりました。あなたがたは飼い葉桶の中で眠る赤ん坊を見つけるでしょう。」と伝えました。羊飼いたちは、急いでベツレヘムへ向かいました。
 次に「羊飼いたち」「いと高き天より」の2曲を演奏します。

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