2000-12-04
その昔、さっちゃんに曲探しを頼んだときは「なんか声楽曲ならオッケー」程度の感じでした。実は、曲だけではオペラらしさってよくわかりましぇん。でも最近さっちゃんに勧められていくつかオペラ見たけど、すごい面白かった。なんか、見れば見るほど面白い感じ。小説や映画と比べると「物語で感情を揺さぶられる」って感じは少ないんだけど、劇場の空間がすごい濃密になって、その一部になる感じがすごい好き。演劇とか、ライブとか、すごくダイレクトで、「生身の役者の演技」が刺さってくる感じが面白いんだけど、オペラはそれとは違って、酒でも飲みながら優雅に場を作る感じがすごいなあと。(もちろん、演者達はすごい努力でその「場」を観客に「提供」してるんだけど。)このあたりに近代と現代のエンターテインメントをわける線が引けそうかな(エラそう)。と、それはそれとして、オペラらしさって、「台詞で物語が進む、歌はその時の感情を大声で解説してる」ってことかなあ?あってる?
オペラ:台詞の部分はしゃべるのも全部歌になってるのもあるけど、基本的には物語が進んで何かキーワードが出たところで見得を切って1曲歌うっていうのが一般的かもね(そういうのじゃなくした1人はワーグナー、第4回参照)。けっこう戯曲とそれを原作にしたオペラを比べるのも面白いんだよ(第5回も参照)。戯曲だとほんの数語がオペラだと数分かかったりして、それにすべて歌うわけだしね。
SF魂:こっそり隠れてるのに、「あーこまったなー、見つかったらどうしよー、どうしよー、」って、大声で歌い上げちゃうのが、オイラにとって、今一番「オペラらしい」行為なのです。怒る?怒る?
オペラ:いやいや、ナイショ話も大声でっていうのはオペラの基本。それとね、WHオーデン(イギリスの詩人)の言葉に「すぐれたオペラの筋書きは理屈の通っているはずがない。人は理屈の通っていると感じている時には歌ったりしない。」っていうのがあって、これすごく好きなんだなあ。ところで『フィフス』に戻るけど、オペラはともかく、その後半のハチャメチャはけっこう楽しかったよね。
SF魂:そうだノウ、オペラの後半はバカ丸出しって感じだったけど、この映画の中では一番吹っ切れてる感じで、なんか楽しめてしまった。
オペラ:あの見事にぶっ壊されてた劇場=コヴェントガーデン王立歌劇場ってね、97年(『フィフス』公開年)から99年まで大掛かりな改装工事やってたみたいなんだよね。もしかして壊されたから?っていうのは冗談としても、改装するから壊したんだったりしたら楽しくない?劇中で「昔のままのスタイルのオペラハウスだよ」って紹介されてたのもちょっといい感じ。だって2000年の今すでにもうないわけでしょ。これ、もしそうなら唯一『フィフス』で絶賛したい点。
SF魂:そりゃスゴイナリ。ホントにぶっこわしてたら、明日からベッソン監督はマイ・フェイバリットに2階級特進です。いや、ほんとかなあ?ほんとだったらスゴイぞう。
オペラ:どなたか真相ご存知でしたら教えて下さい。それにしても何で宇宙人でオペラなのかなあ。宇宙人がまた中途半端なデザインで。でも歌い手に言わせればあのアタマの形はすごくオペラに向いているらしい。共鳴がすごく良さそうだって。地球人じゃ太刀打ちできなくて、スカラもメトも宇宙人に占領されちゃうんだろうなきっと。蝶々夫人も椿姫もつうもみんなあの触覚が生えてる…ちょっとやだ。(ブルースさん今度過去に戻ったら地球にオペラを取り戻して下さい。)
SF魂:っ
セ記事を書く
セコメントをする