ボジョレヌーボー解禁・乾杯コンサート(カフコンス第67回)
2009-11-22


血が私の顔に飛び散り そのまなざしが私の心を刺す!
私も勇者だ 震えるマクベスは見られまい
もし怖れていればお前にわかるだろう…
しかし消えてくれ! 恐ろしい亡霊よ!
…命を取り戻したぞ

マクベス夫人:
情けない夫よ

一同:
何たる不幸!

『オテロ』より 乾杯の歌

イアーゴ:
喉をうるおせ! 飲み干せ 一気に!
歌と酒がなくなる前に!

カッシオ:
ブドウの本当の賜物に 心は酔わされる

イアーゴ:
* 酒神の餌食となった者は 大胆になり 狂う
飲め 飲め 私と一緒に飲め!
(もうひと口で彼は酔っ払うぞ)

私が酔うと世界が震える!
私は皮肉な神と運命に立ち向かう!

カッシオ:
リュートのように 私の行く手に喜びが足音をたてる

イアーゴ:
* 酒神の餌食となった者は〓

臆病者は杯から逃げる…心に偽りを隠して…

カッシオ:
私の心の奥を見るがいい…私は真実を恐れない…

イアーゴ:
私と一緒に飲め!

カッシオ:
君と飲むぞ!

イアーゴ:
彼は酔いつぶれた…しっかりしろ…
喧嘩に巻き込め…彼はすぐに怒る…
君をからかい…騒ぎになるだろう!
考えてみろ こうして幸福なオテロの…
愛の初夜を妨害できるのだ…

カッシオ:
杯に…縁まで…赤く…

キプロス人たち:
ハハハハ!

イアーゴ:
私と一緒に飲め!

カッシオ:
君と飲むぞ!

『ペリコール』より 何とすばらしいワイン

何とすばらしいディナーとワイン
ほんとうに沢山飲んで 今だけはいい気分

* ちょっと酔っているけど
誰にも言わないで 秘密よ!

ちゃんと喋れなくても ジグザグに歩いてても
目がうつろでも 驚かないで

* ちょっと酔っているけど〓

『エトワール(星占い)』より 酒の二重唱

私は感じる ああ 何か…
 私は恐怖に弱いのだ!
このリキュールはきっと…
 よい気分にさせてくれるだろう!

* 調子を取り戻すには 少し飲むのが一番
シャルトルーズ・ヴェール…ト(薬草のリキュール)を!

胸が痛む時も 船酔いで苦しい時も
顔色が悪い時も 風邪をひいた時も

* 少し飲むのが一番〓

『こうもり』より 乾杯の歌

ブドウ酒の炎のようなほとばしりの中で
すばらしい人生がきらめく
王様も皇帝も月桂樹の小枝(栄誉)が好きだが
それよりもブドウの木の甘い汁の方が好きだ

* 乾杯! ともにワインの王に敬意を表して!
その尊厳は国中で認められ シャンパンは王と称される
王者シャンパン万歳!

国中の人が敬意を表している 遠いところの人々も
シャンパンはいろいろなことを洗い流す
だから賢い領主は 民衆ののどを決して乾かさない

* 乾杯!〓

静かな僧院にいる修道僧も 酒の泉で元気をつける
唇を潤すには何度もちびちびやらなければ
そしてグラスからルビー色のワインの香りを手に入れる

* 乾杯!〓

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