Go To カフコンス / ピアノ
2020-10-17


10/25のカフコンスは、先週、急に出演者が変更になり、3人でそれぞれ自由なソロのプログラムを組むことになりました。ピアノでは近代の小品、ケックラン(1867-1950/仏)の「夜明けの歌/真昼の陽に照らされる薔薇(1913-19)」、フランク・ブリッジ(1879-1941/英)の「夕暮れ(1919)」を演奏します。

この3曲は、映像作家の五島一浩氏のビデオ作品のためにこれまでに選曲・録音した曲の中から選びました。

五島作品「Grass / Sleep (2010)」での「夜明けの歌」は、いくつかのフレーズのみ取り出して使用、同じく「真昼の陽に照らされる薔薇」も速度と周波数を大幅に落として使用しました。「SHADOWLAND (2013)」での「夕暮れ」はもう少し原曲に近い形ですが、やはり途中で静止や空白を加えたり、部分的に速度を加工して不安定さを出したりしています。

私自身も1曲を通して演奏するのは初めてです。五島作品ファンの方はぜひ聴き比べを、ビデオ未見の方にもケックランとブリッジの独特の空気感を味わっていただきたいです。

なお、ファゴットとホルンの二人がしっかり季節の曲を入れていたので、私もカステルヌォーヴォ=テデスコ (1895-1968/伊→米)の「秋(1924)」を(「セファルディの歌」延期のお詫びも兼ねて)冒頭に追加しました。かなり地味目な4曲ですが、派手なのは管楽器におまかせしようと思います。

(川北祥子・ピアノ)

※10/22追記
ヴァイオリンの宮川正雪さんのゲスト出演が決定しました!
五島氏の「画家の不在」イメージ曲でもあるイザイ「サラバンド」などを演奏予定です。


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今週末の演奏メニュー

2020年10月25日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 今回に限り1,200円

cafconc第146回
Go To カフコンス

カステルヌオーヴォ=テデスコ「秋」
ケックラン「夜明けの歌/真昼の陽に照らされる薔薇」
ブリッジ「夕暮れ」
(川北祥子 ピアノ)

ヴィンター「ハンターズ・ムーン」
(笠間芙美 ホルン)

イザイ「サラバンド」(無伴奏ヴァイオリンソナタ第4番第2楽章)
バッハ「ラルゴ」(無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番第3楽章)
(ゲスト:宮川正雪 ヴァイオリン)new!

ワイルダー「Air」
ウィリアムズ「魔女の木」
(江草智子 ファゴット)

予定

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